ソーマとは(『すばらしい新世界』) 英国で1932年に出版された、オルダス・ハクスリーのディストピア小説『すばらしい新世界』では、ソーマと呼ばれる錠剤が描かれる。 ソーマとは、多幸感や快楽、心地よい幻覚作用をもたらす薬で …
言葉の暴力性 言葉の暴力性、というとき、まずは「暴力的な言葉」が浮かぶ。汚い表現で、怒声をぶつける。活字にせよ、肉声にせよ、罵詈雑言を浴びせる。あるいは、同じ言葉ばかり延々と洗脳のように聴かせ続けることも、ある種の言葉の …
どうせ死ぬ 生きとし生けるものは、例外なく死を迎える。死が待っているからこそ、今を大切に生きられる。もし、「永遠の生命」が手に入ったら、全てを先延ばしにし、きっと「今」という概念すらなくなる。死ぬ、ということは、生きる、 …
議論の方法 議論というのは、長期的ビジョンが共有された状態で、具体的な道のりや速度を決定する際には効果的だが、根底が共有されていない場合、基本的に意味がないのではないかと僕は思う。互いの主張をぶつけ合い、どちらかが破壊さ …